オークションに出品し、落札されると商品を梱包して発送する作業が生じます。今回は洋服やアクセサリーなどのファッション製品をできるだけコストをかけずに梱包する方法をお伝えします。
オークション商品の発送はエコ梱包でOK
オークションで販売する洋服は主に古着となります。リサイクル精神に則り行う行為という認識が一般的なため、必要最低限のエコ梱包で問題ないと思います。いわゆる簡易包装です。
一般的なシャツやセーター、コートなどの梱包
エコな方法で洋服を梱包する際は以下を準備する必要があります。
- ダンボール
- ショッパー(紙袋)
- 新聞紙や雑誌(プチプチ、発泡スチロール)
- ビニール袋(織布)
- カッター
- ガムテープ
新しいショッパーやダンボールは必要ない
オークションで梱包するために綺麗で新しいショッパーやダンボールを買う必要はありません。あくまでリサイクル品に関してですが、梱包は自宅にあるショッパーや段ボールで問題ないと思います。
ショッパーは休日に買い物に出掛けた時にお店でいただいたもので問題ありません。洋服を買った時に貰ったものや、雑貨、食料などを買った際に貰ったものを捨てずに保管しておきましょう。オークション発送の際にも活用することができます。もちろん、アイテムに合った厚さや大きさを選ぶことも必要です。
ダンボールはマンションにお住まいの方であればゴミ捨て場に積んであることがほとんどです。また、コンビニやスーパーで無料でいただけます。スーパーの場合は不要になったダンボールを配布するサービスを行っているほどです。
アクセサリーやTシャツの梱包方法
ファッション製品の中ではアクセサリーなどの小さいもの、Tシャツなどのコンパクトに収まるものがあります。
このようなファッション製品はダンボール、ショッパーでは大き過ぎる場合があります。
メール便はA4型の封筒が安くて便利
A4型の封筒は春夏に大活躍します。なぜならメール便で洋服を発送する際に活用できます。
Tシャツなどのカットソーはもちろん、薄手のセーターやスカートはメール便として発送することができます。
クロネコメール便を例に挙げると、A4サイズ、角2封筒以内のサイズであれば利用できます。(角2封筒=縦:33.2cm・横:24cm以内)厚さにも制限があります。1cmで80円、2cmで160円です。それ以上は利用できません。速達はプラス100円となります。全国一律料金です。
余談ですが、メール便の発送の可否は入札、落札率までに影響を及ぼします。落札者にとって、メール便160円は魅力的です。
もしも東京から九州までクロネコヤマト便最安の60cm以下で1160円です。
つまり、メール便での対応可とするとお客様にとって1000円以上の負担が軽くなるのです。
メール便を活用されてこなかった方はすぐに検討しましょう。
A4封筒はインターネットで一括購入がお得
このA4サイズの封筒はコンビニエンスストアなどでも購入できますが、まとめて買うとお安くなります。インターネットで探すとすぐに見つけることができます。長くオークション出品を続ける予定があれば検討されると良いでしょう。
型崩れの心配がある帽子やアクセサリーの梱包
アクセサリーや型崩れの心配がある帽子を梱包する場合ですが、基本的にはダンボールが良いです。ショッパーだと配送中に外からの衝撃が中に伝わります。つまり破損してしまう可能性があるのです。
プチプチは基本的には必要ない
ダンボールに入れた場合、アクセサリーや帽子などが中で動いてしまうことがあります。この場合、丁寧にプチプチで包んで入れることがベストです。
しかし、不要になった新聞紙や雑誌で代用することができます。
後述しますが洋服やアクセサリーをビニールに入れることが万が一の水濡れを防ぎます。
そしてクッション材に使うものはプチプチや発泡スチロールが一番ですが、新聞紙や雑誌でも問題ありません。不要になった新聞紙などをある程度、くしゃくしゃに丸めるとクッション材として活用できます。
洋服やバッグはビニールや織布に包もう
洋服やバッグをそのままショッパーやダンボールに入れてしまうと傷がつきやすくなるだけでなく、万が一に濡れてしまうことがあります。必ずお買い上げいただいた商品はビニール袋や織布に包みましょう。
意外とポリ袋が安くて便利
ビニール袋や織布も業務用のものを購入すると高くついてしまいます。たくさん出品する場合は良いかもしれませんが、安く済ませたいところです。
オススメは100円ショップで売っているポリ袋です。30ℓ用から90ℓ用まで幅が広く、種類も豊富です。100円で20枚程度は入っていますので、個人出品であれば十分ではないでしょうか?
また、ポリ袋といっても業務用のビニール袋とさほど変わりません。梱包の目的は商品状態を保つことにあります。ファッションの梱包にはポリ袋が便利です。
カッターやガムテープなどの準備は必須
洋服などを梱包して発送する時に気を付けたいことの一つに送料があります。クロネコヤマトの宅急便を例に挙げると、送料は大きさと距離によって変わります。
つまり、梱包はできるだけ小さくすることが大切です。カッターやハサミがあればダンボールを小さくすることもできます。
ガムテープはショッパー、ダンボールともに封をするために必要です。基本的なことですが、準備しておきましょう。
革ジャン、革バッグなどは乾燥剤を入れる
革のライダースジャケット、ブランド品のバッグなどは湿度の高い梅雨の時期や雨の多い場所に発送する場合、革にカビが生える場合があります。防ぐために乾燥剤を入れるのがお勧めです。
ガムテープはしっかり四隅まで閉じよう
これも中に入っている洋服やバッグの商品状態を保つための方法ですが、ガムテープやビニールテープはしっかり四隅まで閉じるようにしてください。水濡れなどのトラブルから守りましょう。
以上、主に洋服やバッグ、アクセサリーなどのファッション製品が落札された後の梱包方法についてお話しました。アントロワは出荷数が多いため、あえて業務用の梱包材を使用しています。ですが、よりエコな梱包方法に変えていきたいと思います。
2014年1月8日、弊社調査