今回のテーマはアパレル販売員が働くお店についてお話します。
これからアパレル販売員になろうと考えている学生さん。
ファッション業界での転職を考えている皆さまの参考になれば幸いです。
アパレル販売員のお店は様々なスタイルがある
主に洋服を扱うお店にも様々な種類があります。
- メーカーショップ
- ラグジュアリーブランド
- セレクトショップ
- ファストファッション
- リサイクルショップ
- デベロッパー
- 専門店
他にも様々な店舗のスタイルがあります。各お店の考え方によって販売員の働き方も大きく違ってきます。アパレル販売員として働く会社を決める際は、会社やお店のスタイルが分かると働き方も想像がつきます。
最も多いメーカーショップで働く
一般的なメーカーショップはアパレル販売の基本です。百貨店やショッピングセンターに入っているショップは高級ブランドを扱わず、一般的な価格で販売されています。アパレル販売員の基本的な仕事は全て含まれていると考えてよいと思います。接客、品出し、売場作り、検品、商品管理などを行います。接客に力を入れているメーカーが多いです。ラグジュアリーブランドに比べて、接客の会話内容には自由度が高く、アパレル販売員の力量で売上に差が出やすい環境です。
ラグジュアリーブランドで働く
ルイ・ヴィトンやプラダなどの知名度のあるブランドはもちろん、百貨店の特選売り場にあるマルタン・マルジェラ、ジルサンダー、コムデギャルソン、アニエスベーなどの高級ブランドです。基本的な業務内容は変わりません。しかし、接客や洗練されていることはもちろん、ブランドイメージに合った振る舞いが求められます。就職することは狭き門となりますが、アパレル業界の中では給与が高いことが多いです。
セレクトショップで働く
セレクトショップは有名なユナイテッドアローズやビームス、シップスなどだけではなく、レディースのフリーズショップやイエナ、流行のロンハーマンなど多くあります。その特徴はバイヤーと呼ばれる商品の仕入れ担当の方が日本中、世界中のメーカー・ブランドを仕入れて販売をしています。そのため、販売員は様々なブランド・メーカーの知識を必要とします。接客が大事なことはもちろんですが、それ以上に商品知識を常に勉強することが必要です。
ファストファッションで働く
ファストファッションは最近、多く出店しています。H&M、GAP、ユニクロなどです。最近はOLD NAVYも増えています。価格の安い商品を大量に販売することで利益を出しているため、売場が広いです。そのためにスタッフが多く待機しています。セルフサービス形式となるため、接客がメインではありません。多くのスタッフの中で役割を分担しながら働くためにスタッフ間のコミュニケーションが重要です。
リサイクルショップ(古着屋)で働く
主に中古品の洋服を扱います。ブランド品を専門的に扱うショップ、アメリカ古着を専門的に扱うショップ、ノーブランドでも扱うお店など様々です。お客様からの買取品を販売するスタイルが多いです。主に個人経営などの会社が多いために販売員は販売以外の仕事を任せてもらえる可能性があります。基本的には接客に力を入れているお店が多くありません。
デベロッパーで働く
ファッション業界の専門用語です。百貨店やショッピングセンターの社員として販売業務につくというスタイルです。百貨店の平場で制服を着て販売している方もこのスタイルです。接客は大事と捉えている会社は多いですが、メーカーやブランドの社員ほど専門的な知識が必要になるわけではありません。ですが最近は伊勢丹などファッションにとても力を入れる百貨店も多く、百貨店の社員への教育にも力を入れています。また、ルミネなどのショッピングセンターはデベロッパー独自の売場がない場合も多いため販売をする社員が存在しないこともあります。
専門店で働く
ファッション業界の中でもある分野に特化したお店で働くということです。例えばスポーツウエア、シャツ、スーツなど専門に扱うお店が該当します。専門店で働く場合、販売員は専門的な知識を深く身につける必要があります。そのために接客はとても重要です。商品の良さを伝えることが最も大事なのです。
あなたはどのスタイルが合っていますか?
このようにアパレル販売員といっても様々な働くスタイルがあります。
どのスタイルが自分に合っているでしょうか?
どの分野のお店で働いてみたいですか?
アパレル販売員の皆様、学生の皆様の今後の参考にしていただけますと幸いです。
2013年12月2日、個人調査