寒い季節にクローゼットから必ず引っ張り出す洋服と言えば、ニットですよね。
ニット、セーターという名前はもちろん知っていても、デザインの名称までは知っている方は少ないのではないでしょうか?
これだけは知っておきたい、ニットのデザインを集めました!
アパレル販売員の皆様はもちろん、フリマアプリやヤフオクを利用する一般の皆様にもお役立てできると思います。
知ってる人も知らない人も!ニットをおさらい
ニットの意味とは?
ニットはファッション業界用語で「横=ヨコ」と呼びます。多少、専門的な話になりますが、機械編みや手編みの場合でも、横に向って編むことから名前が付けられました。
厚さや薄さを表す言葉「G=ゲージ」
厚さや薄さを表す言葉は「G=ゲージ」によって表します。簡単に言うと以下のクラスで分けられます。
- 1.5G〜3G ローゲージ(厚地)
- 5G〜7.5G ミドルゲージ(中肉地)
- 9G〜12G ハイゲージ(薄地)
基本的にはこのゲージ数でニットの厚さが分かるようになっています。ここ10年くらいでゲージも24Gや30Gなどの極薄ニットを出回るようになりました。ジョン・スメドレーなどの高級ニットは薄く暖かいので有名です。
ニットに使われる素材とは?
ウールやアンゴラ、モヘア、綿や麻などニットに使われる素材は様々です。ニットは冬の洋服というのは間違いです。麻素材は春や秋にも販売されています。素材の詳しい特徴に関してはアントロワのブログで説明していますのでご確認ください。
セーター=ニットではない?
セーターという言葉の意味は外来語の「汗をかく」という意味の「sweat」が変化し「汗をかく人」すなわち「sweater」が語源です。厚地の被る洋服を着ると汗をかくから、セーターと付けたそうです。それが日本では毛糸などで編んだ首から被る上着を指すようになりました。
ヤフオク・フリマアプリ出品に使える!ニットのデザイン一覧
それでは以下にニットのデザインを紹介します。一度、目を通しておきましょう。メンズ・レディース共通です。
ニットカーディガン
基本的なニットの羽織り物、ウール素材など秋から冬にかけて便利な定番アイテム。最近は様々な素材で作られます。
Vネックニット
オンオフどちらでも使えるVネックニットは定番アイテムです。シャツをインしてジャケットを羽織る。メンズ・レディースともにトラッドスタイルで大活躍です。メンズではエディフィスやトゥモローランドを始め、多くのブランドで展開しています。ハイゲージが人気です。
アンサンブルニット
レディースのデザインです。2枚セットで販売されるニットのことです。主にカーディガンとインナーはクルーネックやVネックの半袖か長袖ニットが基本。OLさんの通勤着などベーシックな着こなしに向いています。
オフタートルニット
比較的、レディースのデザインです。オフタートルとは首から離れた場所にタートルネックがあるという意味。タートルよりも首周りが緩く大きいのが特徴です。ちなみにタートルとは亀の意味です。
ニットタートル
基本的なタートルネックのニットです。一枚で着るも良し、インナーとして上にシャツを着る方もいます。首から冷たい風が入って来ない冬の定番です。
ニットベスト
春や秋に大活躍!シャツと合わせてアイビールックやトラッドスタイルの着こなしがお勧めです。気温の寒暖差のある時期の温度調節にも役立ちます。
ドルマンスリーブニット
ドルマン・スリーブは、袖ぐりが大きくゆったりとしており、袖口に向かって少しずつ細くなる袖の形をしています。近年、ニット製品ではドルマン・スリーブの形状をしたシルエットがとても多いです。
ニットコート
ニット素材のコートです。ラグジュアリーブランドのシャネルやイブサンローランでも発売されていましたが、上着なので毛玉になるのが注意したいところ。裏地があるタイプだと風を通さず暖かいです。
ハーフジップニット
タートルネックのニットの正面に胸元までファスナーが付いています。スポーツテイストな雰囲気です。パーリーゲイツなどのゴルフウェアによくあります。
ボタン付きオフショルダーニット
レディースのデザインです。10代から20代の若い女性に人気のデザインです。スキニーパンツと合わせて小顔や足細効果バッチリ。
インターシャニット
インターシャは無地のニットの中に違う色の糸で柄が入っています。裏を見ると糸が結合しているのが分かります。
カシミヤニット
カシミヤ山羊で作った高級ニット。最近はユニクロなどでも手頃な価格で販売もされています。ですが、やはりラグジュアリーブランドのカシミヤニットは文句ない肌触りと暖かさです。
アーガイルニット
ひし形が連続して編まれた柄です。アローズやエディフィスなどのセレクトショップやラコステなどでも毎年、定番として販売されています。アーガイルの意味はスコットランド西部の地名です。
ダイヤ柄ニット
アーガイルとよく似ていますが、アーガイルはひし形が交互に重なっデザインなのにたいして、ダイヤ柄は無地のひしが連なっているのみです。
球心柄ニット
アバークロンビー&フィッチなどアメリカのカジュアルブランドによくあるデザイン。襟ぐりに沿って円状にジャガード編みされています。日本でいう昔のスキーニットです。
ジャガードニット
2色以上の糸で編み込まれ、模様や柄になっています。雪柄や幾何学柄、最近は民族調な柄も流行っています。凝るほど価格も上がる傾向にあります。
アンゴラニット
アンゴラ兎から取ったニットです。一般的には羊毛と混ぜて作るようです。素材感がキラキラと光って見えるのが特徴です。
カギ針ニット
主にレディースのデザインです。隙間が多く模様になっているニットです。透けているので重ね着がマストなお洒落アイテムです。30代〜40代に人気です。
ニットワンピース
レディース、冬の定番アイテムです。ニットで形がワンピース。暖かく着脱が楽チン。ラグジュアリーブランドからguなどでも販売されています。