オークション代行サービスは基本的にリサイクルショップや委託販売と同じような性質があります。
それは古物を扱うということです。今回は古物を扱うサービスにフォーカス!謎が解けます!
古物を扱う仕事には古物商の免許が必要
リサイクルショップや中古ブランド品の買い取り、ネットオークション代行サービスまで、古物を買い取る業務を行うには古物商の免許が必要です。簡単に説明すると会社、もしくは個人でも取得は可能ですが、警察署に申請し許可される必要があります。取得方法は説明しませんが、誰でも取れるという訳ではありません。また、インターネットを利用するサービスに関してはホームページ内容も警察署に届け出ています。ですのでホームページに古物商の明記がある業者は警察署が常に業務内容を確認できる状態にあります。
インターネットで古物を買い取るためのルール
古物商法規の観点から買受け先のお客様の個人情報を確認する必要があります。その内容は以下になります。
- お名前
- 住所
- 電話番号
- メールアドレス
- 年齢
- 職業
- 振込口座(銀行口座等)
- 品目(商品内容)
申込み後に書類が送られてくるという謎
最近は不要になった衣類をインターネットで買い取ってもらう、という方も少なくありません。業者のホームページの申込みフォーム、もしくはFAXに必要事項を記入して申込みをされるケースがほとんどです。そしてほとんどの業者が正式な申込み書類をメール便で自宅住所へ送っています。
なぜお客様はすぐに業者へ送ってはいけないのでしょうか?それには理由があります。それは申込みフォームかFAXに記載されたお名前、住所が正しいものなのかを確認する必要があるからなのです。メール便は受取者の意向で他の住所へ転送することはできません。つまり、必ず申込みフォームに記載の住所で受け取る必要があるのです。
そして受け取った書類に記入して商品と一緒に送ってもらいます。これで記載住所で依頼者が受け取ったと確認ができます。架空の住所ではないことが確認できました。さらに申込み書類に名前や住所などを記載していただき、名前、住所などの記載ある身分証明書のコピーも添付、捺印もいただきます。そして業者は全ての情報が合致しているかを確認しています。また、買い取り金額の振り込みも本人名義の口座でないといけません。これも犯罪抑止のための対策の一つです。
もしもメール便で書類を送らなかったらどうでしょうか?もしも転送できる性質の発送方法だったらどうでしょうか?盗品の転売などのために、ホームページの申込みフォーム、申込み書類、身分証明書、全てを架空の名前、住所で申込みされる方も稀にいるようです。
18歳未満の利用禁止
なお、年齢は18歳未満の方は原則、利用が禁止となります。ただし保護者の同意があれば利用可能な業者もあります。アントロワでは一切ご利用いただけません。職業は会社員、自営業、無職といった簡単な区分のみ確認が必要となります。
高級ブランド品は注意が必要
品目(商品内容)は衣類やバッグに関しては、高級品に限り、ギャランティカードや購入店の明記が必要となります。原則は業者の判断にはなりますが、盗品や偽物を引き受けた場合は業者にまで被害が及びます。そのため、アントロワでも商品の引き受け後、場合によってはお断りさせていただく場合があります。
アントロワは全て確認してから出品します
アントロワは全てを確認してから出品をしています。一つでも不適合な部分があると出品は控えています。ですが、上記の内容はお客様にとっては難しいものでは全くありません。特に意識をしなくても問題が起きることは滅多にありません。そして古物商の免許のない業者、古物商法規に沿わない取引をする業者もいるようです。そういった業者の取引は法律違反となり罰せられます。つまり犯罪は犯罪の温床となるのです。顔が見えない取引だからこそ、安心、安全な業者選びをお願い致します。
※古物商法規には他にも本人確認の方法があります。上記内容はあくまで一般的な方法となりますが、各業者によって若干の違いがあることを御承知ください。
オークション代行サービスはリピーターに優しい
個人情報が間違いなく確認出来ていれば、再度の確認は必要ありません。アントロワではホームページの申込みフォームにてお名前、電話番号、住所、メールアドレスの記載があれば、身分証明書や書面での申込み書類記入の手間を省いています。さらにメール便の住所確認も行っていません。理由は振り込み口座を含め全てが合致する個人は存在しないからです。ですので2回目以降の利用はとても楽です。
※上記内容はアントロワが独自に警察署に確認しサービスを設定しています。他業者はこの限りではありません。
他にもある!古物商のルール
古物商法規には他にも様々な決まりがあります。代表的な内容で挙げると古物台帳があります。いわゆる取引内容を細かく明記する必要があるのです。厳密には1万円未満の買取り取引であれば義務はありません。ですが、警察署の監査が入る際に取引記録の提出を迫られます。
アントロワでは全ての取引内容を一元管理しています。パソコンで管理しています。一つの取引を検索するとオークションの出品内容、日付、出品から落札金額までの詳細を確認できるようにしています。誰が見てもすぐに全て分かる、という状態を目指しています。なお、個人情報保護法と古物商法規の観点からオークション落札者の個人情報は、ヤフオク!ページでの保存日数を超えた場合、弊社では保管はしておりません。あくまで代行依頼者のみ個人情報を保管しています。
※上記内容はあくまでアントロワが扱うファッション製品に関しての古物商法規です。扱う古物によって管理方法は異なります。